第60回ＮＨＫ障害福祉賞 贈呈式を開催、入選作品集を発行しました
公開日：2025年12月12日
2025年12月5日に行われた贈呈式（東京・NHK放送センター）
障害のある人自身の貴重な体験記録や、障害児･者の教育や福祉の分野でのすぐれた実践記録などに対して贈る「ＮＨＫ障害福祉賞」。
今年（第60回）の贈呈式を、12月5日にＮＨＫ放送センターで開催しました。
一部の受賞者・審査委員にはオンラインでご参加いただき、表彰と受賞者によるスピーチ、それぞれの作品に対して審査委員による講評が交わされました。
贈呈式にあわせて発行した入選作品集をご希望の方は、こちらのページからお申し込みください。
入選作品は以下からお読みいただくことができます。（※html版も今月中に掲載します）
- 最優秀
アール・ブリュット [PDF版]
串田 綾香（37歳、奈良県在住、発達障害）
- 優秀
支援者から重度障害者に…そしてまた支援者へ[PDF版]
畑中 信乃（40歳、滋賀県在住、難病による両上下肢機能全廃）
フリをやめたら、ようやく私がいた [PDF版]
家城 武尚（40歳、愛知県在住、支援対象者がアルコール・ギャンブル等依存症）
娘が私に教えてくれた事～産後うつと障害受容を乗り越えて～[PDF版]
井出 直美（36歳、長野県在住、娘が8番染色体短腕欠失重複症候群に起因する知的障害・肢体不自由）
- 佳作
幸せなヤングケアラーから皆さんへ[PDF版]
手島 千鶴（59歳、広島県在住、姉が知的障害・弟が脳性まひ）
- 矢野賞(長年にわたる体験・実践記録を対象に贈る賞)
40年四肢麻痺なりし亡き夫（つま）は我を見守り我をこそ生かしき[PDF版]
石川 裕子（68歳、福岡県在住、夫（故人）が頸椎損傷による四肢まひ）
- 文部科学大臣賞（共生社会の担い手となる若い人を応援する賞。家族や友人など自分に関わりのある障害者について綴った作品の中から、特に熱意のある作品に対して贈る。)
姉と私～心にしまっていたこと～ [PDF版]
諫山 こころ（14歳、埼玉県在住、姉が知的障害・てんかん）
- 厚生労働大臣賞（共生社会の担い手となる若い人を応援する賞。自身の障害を見つめた作品の中から、特に熱意のある作品に対して贈る。）
私のいろいろ [PDF版]
松下 奈津希（29歳、東京都在住、知的障害）
- 柳田邦男賞（選考委員歴40年の柳田邦男さんが、作品を読む中で新たな視点に触れ、作者のこれからを応援したいと強く感じた作品に贈る。）
私にできること [PDF版]
籠田 芙佳（19歳、兵庫県在住、場面緘黙）
- ハートネット賞（“誰もが自分らしく生きられる社会の実現”を願い、取材を続けている制作現場から、共生社会実現のヒントがあり、未来を感じさせる作品に贈られる。）
伝えられなかった言葉と、伝わった想い[PDF版]
福井 春香（22歳、千葉県在住、吃音）
入選作品集
入選した作品を収めた入選作品集をおわけしています。申込方法は、こちらのページをご覧ください。
NHKハートフォーラム「NHK障害福祉賞 入選作品を読む」参加者募集！
12月26日（金曜日）に、オンラインで開催します。
賞の選考委員を40年務めるノンフィクション作家の柳田邦男さんと、障害福祉賞のファンで障害者スポーツの振興に力を注ぐスポーツジャーナリストの増田明美さんとともに、受賞した方々に作品の背景やそこにこめた思いをお聞きします。
詳細・申し込み方法は、こちらのページをご覧ください。
選考委員
| 鈴木 ひとみ | （人権啓発講師） |
| 藤木 和子 | （全国障害者とともに歩む兄弟姉妹の会 副会長） |
| 柳田 邦男 | （ノンフィクション作家） |
| NHKコンテンツ制作局長 | |
| NHK厚生文化事業団理事長 （50音順／敬称略） | |
