52fukushi-syo障害のある人自身の貴重な体験記録や、障害児・者の教育や福祉の分野でのすぐれた実践記録などに対して贈る「NHK障害福祉賞」は、昭和41年度創設以来、今年で52回目を迎えました。
今回は435編の応募があり、以下の通り11の入選作品が決定しました。

 

最優秀

「ことばを取り戻す」 (横井 秀明、34歳、愛知県在住、吃音、第1部門)
吃音は幼少時は大らかに受け止められていたが、小学生になるとからかわれるようになり、孤立を深めていく。大学で障害のある友人に出会い、障害は恐怖や不安の対象ではなく課題であると学ぶ。就職先でセミナー講師を経験したのを機に「やればできる」という自信を深め、その後やりたかった言語聴覚士の道へと進む。

優秀(第1部門)

「今日も新しい人生が始まる…高次脳機能障害からの再起」 (田端 浩一、36歳、福岡県在住、高次脳機能障害・複視・肢体不自由)

「雲外蒼天」 (姫野 一陽、19歳、広島県在住、顔面裂・口唇口蓋裂・水頭症・頭皮欠損・白内障)

優秀(第2部門)

「私の話を聞いてください-うつ病の親を持つ子どもより-」 (菅野 春華、21歳、岩手県在住、父がうつ病)

「『おぼろの月』~ ゆうさんと一緒に歌を作る」 (高木 久美子、58歳、愛知県在住、友人が筋委縮性側索硬化症)

佳作

「私の名前」 (牛若 孝治、46歳、京都府在住、性同一性障害(トランスジェンダー)・視覚障害、第1部門)

「白杖片手に歩んだ人生」 (片寄 健司、68歳、奈良県在住、視覚障害、第1部門)

「障害と視線、個性と夢」 (佐々木 杏夏、14歳、愛知県在住、脳性まひ、第1部門)

「知るということは強みになる」 (矢野 三代子、38歳、愛媛県在住、遠位型ミオパチー、第1部門)

「本当のあなた」 (田島 尚、36歳、京都府在住、妻が発達障害・解離性同一性障害、第2部門)

矢野賞(長年にわたる体験・実践記録を対象に贈る賞)

「補装具といつまでも」 (奥津 博士、67歳、北海道在住、小児まひ、第1部門)

入選作品集

入選した作品を収めた入選作品集を12月上旬に発行します。申込方法は、こちらのページをご覧ください。

選考委員

北岡 賢剛  (社会福祉法人グロー 理事長)
鈴木 ひとみ (人権啓発講師)
玉井 邦夫 (大正大学 教授)
柳田 邦男 (ノンフィクション作家)
NHK制作局長
NHK厚生文化事業団理事長 (50音順/敬称略)