障害のある人自身の貴重な体験記録や、障害児・者の教育や福祉の分野でのすぐれた実践記録などに対して贈る「NHK障害福祉賞」は、昭和41年度創設以来、今年で53回目を迎えました。
今回は412編の応募があり、以下の通り11の入選作品が決定しました。

 

最優秀

「もしも願いが叶うなら~かあちゃんとうちゃんの、おもしろ子育て奮闘記」
 (山口 歩、51歳、奈良県在住、息子2人が知的障害をともなう自閉症、第2部門)
自閉症と診断された長男の特性と向き合えるようになった頃、次男も自閉症であることがわかる。ショックを受けるが、「自閉症を育てるプロになるしかないな」と明るく言った夫とともに育児に奮闘する。

優秀(第1部門)

「今の私のままで」
 (竹口 和香、23歳、東京都在住、摂食障害(拒食症、過食嘔吐))

「今日の誘導者」
 (菱沼 亮、37歳、神奈川県在住、視覚障害)

優秀(第2部門)

「―高次脳機能障害―五年間をふり返って」
 (近藤 まさ江、55歳、愛知県在住、夫が高次脳機能障害・左半身まひ)

「過去の出来事から得たもの」
 (高橋 和明、36歳、岩手県在住、兄が脳性まひ)

佳作

「鍵盤に指を置く時 -トゥレットは僕の個性ー」  (長田 雄資(YUSK)、36歳、ドイツ在住、トゥレット症候群、第1部門)

「めぐりあわせ ~化学物質過敏症からみえてくる世界~」  (高岡 直生、44歳、埼玉県在住、化学物質過敏症に基づく中枢神経・自律神経機能障害、第1部門)

「私の心はダイヤモンド」  (中村 エミ子、66歳、広島県在住、巨大色素性母斑、第1部門)

「はたらきに ときめきがあれば いきいきできる」  (西村 祐亮、40歳、石川県在住、広汎性発達障害、第1部門)

「よっちゃんは『せきたんやのくまさん』のように」  (水上 勉、62歳、兵庫県在住、息子が自閉症、第2部門)

矢野賞(長年にわたる体験・実践記録を対象に贈る賞)

「障害者になって思うこと」  (山成 由起、62歳、東京都在住、封入体筋炎、第1部門)

入選作品集

入選した作品を収めた入選作品集を発行しています。申込方法は、こちらのページをご覧ください。

選考委員

北岡 賢剛  (社会福祉法人グロー 理事長)
鈴木 ひとみ (人権啓発講師)
玉井 邦夫 (大正大学 教授)
柳田 邦男 (ノンフィクション作家)
NHK制作局長
NHK厚生文化事業団理事長 (50音順/敬称略)