12月14日、「パラリンピアンがやってきた!子どもたちとの交流教室」を千葉県市川市立南行徳小学校で開催しました。
今回の競技は、2020年東京パラリンピックで千葉県が会場となるゴールボール。今回は2012年ロンドンパラリンピック金メダリストの中嶋茜選手、 現日本代表の天摩由貴選手、川嶋悠太選手 また日本ゴールボール協会・副会長の西村秀樹さんと息子の大輔さん、理事の増田徹さん、事務局長の松本千恵子さんが同行しました。 (ゴールボール競技や、選手について詳しくはこちら。)

南行徳小学校は暗くなるまでグラウンドでサッカーをやっているなど、クラブ活動が盛んな学校です。
午前8時45分、体育館に4~6年生332人が集合しました。

まずは選手たちの自己紹介。 ゴールボールは目に障害がある人のための競技ですが、見え方は人により異なります。 選手たちは「前30度の範囲はぼんやり見える」「光を感じることはできる」「まったく見えない」と、三者三様の見え方を説明。競技中は平等になるようにアイシェード(目隠し)をつけます。

ルール解説の後は、本格的なプレーを実演! ゴールの後ろで見ていた子どもはボールが来るとのけぞってしまい、予想以上の迫力に驚きました。

見えているかのようにボールを止めたのは川嶋選手!

その後は6年生がクラスごとにゴールボールを体験。「めっちゃ重い!」というボールを、「回転投げ」など選手の真似をしながら投げます。

飛びつきの守備も習って、試合に挑戦。練習を活かして音のするほうへ飛びつきます(この後、惜しくも届かずゴール!) 体験が終わると質問の時間。「ボールが当たっていたくないの?」との質問に西村副会長は「アイシェードの下は泣いてても見えないでしょ?」との回答…やっぱり痛いことも多いようです。

体験後は一緒に給食をたべるため、子どもたちが選手たちを教室へ案内。「右に曲がります」「階段を下ります」と慣れないながらも、歩きやすいよう丁寧に道を伝えます。

食べ物の内容を伝えながら楽しい時間を過ごしました!

ゴールボールについて

ゴールボールは、アイシェード(目隠し)を着用した1チーム3名のプレーヤー同士が、コート内で鈴入りのボール(1.25kg)を転がすように投球し合って、味方のゴールを防御しながら相手ゴールにボールを入れることにより得点します。一定時間内の得点の多少により勝敗が決する競技です。

選手プロフィール

天摩由貴(てんま・ゆき) 選手
青森県出身
ロンドンパラリンピック 陸上100m、200m走出場
その後ゴールボールへ転向。
2014仁川アジアパラリンピック銅
2015アジアパシフィック選手権金メダル
2016リオパラリンピック5位
中嶋 茜(なかしま・あかね)選手

岐阜県出身
中等部1年の時にゴールボールを始め、翌年から日本代表合宿に参加。
2012ロンドンパラリンピック金メダル。同年中津川市民栄誉賞を受賞
川嶋悠太(かわしま・ゆうた)選手
東京都出身
4歳から野球をしていたが、視野が狭くなり高校からゴールボールを始める
2013年 ワールドユースチャンピオンシップス(アメリカ) 金メダル
2013年 アジアパシフィック選手権大会(中国) 銀メダル
2014年 仁川アジアパラ競技大会(韓国) 銅メダル
2017年 アジアパシフィック選手権大会(タイ) 銅メダル

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