社会福祉法人 NHK厚生文化事業団 ハーツ・レター 2021.03.11号 維持会員のみなさまへ
         みなさまとの「共感」を大切に、そのタネとなる福祉情報をお届けします。
維持会員のみなさま。メルマガ「ハーツ・レター」編集部です。東日本大震災から10年。今、地震による津波が想定される地域で、お年寄りから「みんなの足手まといになりたくない」「津波が来たら、自分はそれで死ぬからもういいんだ」といった言葉が聞かれることがあるそうです。「そんなお年寄りを、防災行動へ導くにはどうしたらよいのか。解決できるのは、専門家でもコンクリートでもありません」と語るのは、慶應義塾大学の地震学者・大木聖子准教授。では、何が防災行動へ導くのか。高知県土佐清水市では、ある子どもが手紙を書いたそうです。「おじいちゃん、地震が来たら高いところに逃げて」「おじいちゃんが助かってくれたら、私はうれしい」と。大木先生は「手紙を受け取ったお年寄りは、きっとこの子のために一生懸命、高台へ登るでしょう。こうした発想の、ソフトウェアの充実が超高齢社会を防災行動に導くカギとなります」とおっしゃっていました。「障害や病気の有無、年齢、性別、国籍にかかわらず、みんなで助かるインクルーシブ防災」を考えていくための知恵は、身近なところにもあることを教えていただきました。大木先生へのインタビューは、書き起こして、近々、維持会員のみなさまにもお届けする予定です。
NHKハートフォーラム「 私たちは2030年にSDGsを達成できるのか!?」3月28日(日曜日)にライブ配信。’誰ひとり取り残さない社会の実現’を発達障害と認知症を例に考えます。
第1部は作家の柳田邦男さんよりSDGsにつながる見方・考え方を、2部では、発達障害・認知症を事例に、それぞれの当事者の実感とともに、本田秀夫さんと永田久美子さんの解説を交えて課題をお伝えします。司会はサヘル・ローズさん。
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「こどもの発達相談会」を5月9日(日曜日)に大阪市で開催。3歳から18歳までの幼児・児童・生徒とその保護者が対象です。
言葉の習得が遅れている、落ち着きがない、文字の読み書きや計算が苦手など学習上気になることがある…。こうした症状について、当事者やその保護者に専門の講師が個別に応じます。参加無料ですが、事前のお申し込みが必要です。
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「わかば基金」へのご応募をお待ちしています! 地域に根ざした福祉活動を展開しているグループを支援します。締め切りは今月末です!
ボランティアグループやNPO法人を支援する「わかば基金」の締め切りが迫っています! 3つの部門で募集していますが、その中の災害復興支援部門は、ちょうど10年前に起きた東日本大震災を機に新設した部門。今は東日本大震災に限らず、その後に起きた激甚災害の被災地域で、福祉活動を通じて、地域の復旧・復興を進めているグループに支援金を贈ります。
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「ひとりも取り残さないために みんなで助かるインクルーシブ防災」ライブ配信を行いました
3月6日に日本科学未来館でライブ配信を行いました。グラフィックレコーディングを用いながら、イラストとともに内容の振り返りを行いました。「グラレコをじっくり見たい」というリクエストにお答えし、ホームページでご紹介します。
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トピックス
第73回「保健文化賞」の募集が始まりました。締め切りは4月15日です。 >>
保健医療分野や保健福祉分野で、地域に密着した地道で身近な活動や実際的な活動をされている団体・個人を表彰する「保健文化賞」を募集中です。
福祉ビデオライブラリーに3タイトルが新たに加わりました! >>
NHKの福祉番組を中心に600タイトルのDVDを無料で借りられます。今月の新着は『ハートネットTV 相模原事件から4年“施設”vs“地域”を超えて(1)(2)』など3タイトルです。
3月19日、放送センター5食前で、障害者施設の手作り製品販売会を行います。 >>
東日本大震災の復興支援として、毎年この時期に開催している福島県内の障害者施設の手作り製品の販売会を19日(金曜日)行います。定番の焼き菓子から、えごまドレッシング、味噌など福島を感じる製品を販売します。11時半から15時までの予定です。ぜひお立ち寄りください!
HEARTS & ARTS
毎号、「福祉 × アート」の作品や情報をご紹介。 今回は・・・
 
「私の中の物語」
ウルシマトモコ(東京都)
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