5月8~9日の2日間、岡山コンベンションセンターで「アジア太平洋ディスレクシアフォーラム」が開催され、その模様がライブ配信されました。「発達性ディスレクシア」を含めた、文字の読み書き等が苦手な学習障害(LD)は、行動や対人関係に問題が表面化するADHDやASDにくらべて、「当事者がひとり静かに困っている」という特徴から、見過ごされがちなのだそうです。また、日本では、ひらがな、カタカナ、漢字、ローマ字という異なる文字を混合して使うため、より課題も多いとのこと。新学期が始まって一月たった今、読み書きへの配慮がなされず「努力不足だ!」というレッテルを貼られ“一人静かに困り果てている”子どもたちが多いという現実も紹介されました。明朝体では読めないけれど、丸ゴチック系なら少し読みやすくなる、などという「配慮のノウハウ」もたくさんあるとのこと。支援や配慮を極めていくには、まだまだ情報の共有が必要だと実感しました。
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