今回ご紹介するのは、福祉事業所・一般社団法人HAP(広島市)に在籍するGAMONさんの作品です。
キュレーターは、福祉実験ユニット・ヘラルボニーの松田 文登さんです。

キュレーターより 《松田 文登さん》

「marina-moji」

どこか、エスニックでありながら、モダン的でもある。

これらの作品を描いたのは、広島県にある一般社団法人HAPに在籍する異彩作家、GAMONさんです。1999年に広島市で生まれたGAMONさんが絵画制作に没頭し始めたのは15歳の頃。当時は施設の本棚にあったルネ・マグリットの作品集を熱心に見ていたそうです。

GAMONさんの作品の特色は、何と言っても幾何学的な造形と特徴的な色彩感覚。

下書きは存在せず、一つひとつの線や形を驚異的な集中力を持って描き、描いている最中の彼は一切話さず、周りの騒がしさにも気に留めません。一心不乱の没頭の果てに生み出された作品は強烈な引力を放って、私たち鑑賞者の視線を、感性を惹き込んでいきます。
見る人々の心を躍らせる、摩訶不思議な魅力に満ち溢(あふ)れたキャンバスは、私たちに新たな驚きと感動をもたらしてくれることでしょう。

プロフィール

GAMON
在籍:一般社団法人HAP
1999年広島市生まれ。
15歳頃からいきなり絵画制作を始める。施設の本棚にあったルネ・マグリットの作品集を熱心に観ていたことが転機となったかどうかわからないが、幾何学的な造形と特徴的な色彩感覚でキャンバスを埋め尽くす。一つひとつの線や形を驚異的な集中力で描き、描いている最中は一切話もせず、その集中力は周りが騒がしくても気にもとめず、一心不乱。どこかエスニックでありながら、どこかモダン的でもある彼の摩訶不思議な作品群は、老若男女幅広い世代の視線を集める。描いたアートを多くの人に見てもらうことが彼の喜びである。


プロフィール

松田 文登(まつだ・ふみと)

株式会社ヘラルボニー代表取締役副社長。チーフ・オペレーティング・オフィサー。大手ゼネコンで被災地の再建に従事、その後、双子の松田崇弥と共に、へラルボニー設立。自社事業の実行計画及び営業を統括するヘラルボニーのマネージメント担当。岩手在住。双子の兄。日本を変える30歳未満の30人「Forbes 30 UNDER 30 JAPAN」受賞。日本オープンイノベーション大賞「環境大臣賞」受賞。

 


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