NHK厚生文化事業団は、NHKの放送と一体となって、誰もが暮らしやすい社会をめざして活動する社会福祉法人です

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活動リポート

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2014年12月 3日

「NHK障害福祉賞」と「NHK銀の雫文芸賞」の贈呈式を行いました

今年度の「NHK障害福祉賞」と「NHK銀の雫文芸賞」で入賞した方々を招いて、12月3日、東京・渋谷のNHK放送センター内で、両賞の贈呈式を行いました。

写真:受賞者と選考委員ら20人ほどで記念写真

NHK障害福祉賞

NHK障害福祉賞は今年で49回目を迎えました。障害者ご本人から募集する第1部門と、障害のある人を支えている方から募集する第2部門、合わせて381編の応募がありました。その中から最優秀に選ばれたのは沖縄県でNPOを立ち上げ、障害者とその親を支援している福峯 静香さん。この日は都合がつかずに欠席となりましたが、かわりにNHK沖縄放送局が放送したニュース映像を会場で流しました。
第1部門優秀の貝野 光男さん、小林 良子さん、第2部門優秀の蒔田 明嗣さん、渡邉 治郎さん、矢野賞の滝口 仲秋さんが賞状と目録を受け取り、受賞者を代表して、滝口さんがあいさつしました。
「かつてホノルルで出会った頸椎損傷の男性が物的、人的援助を活かしながら自立生活を楽しんでいると明言しました。英語では障害者のことをチャレンジドといい、挑戦する資格を与えられた人と解釈するそうです。その出会いから、『私にもできることがある、私だからできることがある』をモットーに、日々、挑戦するチャンスを伺っています」と話しました。

NHK銀の雫文芸賞

続いてNHK銀の雫文芸賞の表彰を行いました。「高齢社会をどう生きるか」をテーマにした小説の募集に、今年は726編の応募がありました。その中から最優秀の藪本 孝一さん、優秀の古林 邦和さん、宮坂 朝子さんが入賞し、賞状と副賞を受け取りました。
最優秀の「春子の竹ボウキ」は9月にラジオドラマとして放送されました。司会の與芝 由三栄アナウンサーの朗読と、ドラマで内容の一部を紹介した後、受賞者を代表し、藪本さんがあいさつしました。
「10代、20代のころは考えていなませんでしたが、40過ぎて親のことや自分の老後のことを考えるようになりました。そこからこの作品のアイデアを得ました。これまでにも地方の文芸賞にいくつか作品を応募していますが、いつも佳作どまり。妻からは“佳作の男”と言われていましたが、そのあまりありがたくない愛称を返上できました(笑)」と会場を沸かせました。

入選作品集をお分けしています

NHK障害福祉賞とNHK銀の雫文芸賞の入選作品集をお分けしています。
 

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