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活動リポート

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2013年4月 6日

「うつ病と躁うつ病を知る」フォーラム(横浜)開催

4月6日(土曜日)横浜市の関内ホールで開催しました。
このフォーラムは、うつ病と躁うつ病の正しい知識や治療、再発予防や支援プログラムなどについて、医師、当事者、家族、地域、職場の皆さんと共に考えていこうというものです。
フォーラムでは、医師のほか当事者とその家族、6名がパネリストとして登壇、827人の聴講者が参加しました。

第1部「当事者が語るうつ病と躁うつ病」

まず当事者や家族からうつ病と双極性障害について、これまでどのような症状があり、どのような対応をしたか、という実体験の話がありました。また杏林大学医学部精神神経科学教室准教授渡邉 衡一郎さんから、脳のメカニズムや治療について具体的に説明があり、横浜市総合保健医療センター 地域精神保健部長の塩崎 一昌さんからは、薬だけでなく、自分の病気と上手につきあっていくことも大切であり、そのために自分の身体と心・感情のつながりに目を向け、自分の状態に「気づく」必要があるという話がありました。

第2部「再発を防ぐ精神療法」

自分の気分を把握する方法や、行動を変えていくための精神療法について、当事者・家族が取り組んだVTRを通じて紹介しました。最後に塩崎さんから、復職を支援するリワークプログラムについて、集団認知療法のVTRを使いながら、その過程と課題について紹介しました。
来場者からは「当事者の方の率直な生のお話が伺えて大変よかった」「薬物治療だけでなく、精神療法がある事を知って勉強になった」「うつ病と躁うつ病の違い、治療、復職へのフォローなど、順序良く整理され、とてもわかりやすかった」というご意見を多数いただきした。 


出演者

渡邊 衡一郎
(杏林大学医学部精神神経科学教室 准教授)

1988年慶應義塾大学医学部卒業。国家公務員共済組合連合会立川病院神経科、 医療法人財団厚生協会大泉病院、慶應義塾大学医学部精神神経科学教室助手、 慶應義塾大学医学部精神神経科学教室専任講師などを経て2012年から現職。 向精神薬の副作用・効果研究、服用継続すること(アドヒアランス)を中心に患者さん の主観に焦点を当て、 それを反映させた新たなる治療法の確立をテーマとしている。

塩崎 一昌
(横浜市総合保健医療センター 地域精神保健部長)

1987年に福井医科大学(現・福井大学医学部)を卒業後、愛知、静岡県内や横浜市立 大学附属病院で精神科医として勤務。 2008年からは地方公務員のうつ病罹患率を調査した疫学研究をはじめ、長期休職して いる職員を 対象に“どのような支援が必要か”というアンケートも実施している。2010年より現 職。 調査結果をもとに集団認知行動療法などを活用したリワーク(復職支援)プログラム を実践し、 復職先の会社には“当事者が自分らしく働くことの重要性”を訴えかけている。

他 当事者とその家族の方

 

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