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活動リポート

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2010年9月17日

第22回地域福祉を支援する「わかば基金」  贈呈式を行いました。

地域で草の根の福祉活動をしているグループに、支援金もしくはリサイクルパソコンを贈り、活動を応援する「わかば基金」。今年度は全国で13グループに支援金を贈呈、20グループにリサイクルパソコンを贈ることになりました。
9月から10月にかけて各地で贈呈式が行われ、東京でも、9月17日(金曜日)、渋谷のNHK放送センターで実施しました。

写真:盲導犬とともに目録を受け取る野田市視覚障害者協会の中村 和子さん。

4つのグループがご出席

この日の贈呈式には、下記の首都圏の4つのグループにご出席いただきました。

還暦野球チーム TAMAシニアタイガース(東京都府中市)
60歳以上の人の野球チーム。試合だけでなく、高齢者の生きがいと健康促進を目的に野球教室も開催。今回の支援でキャッチャー用具一式とアンパイア用具一式をそろえる。
特定非営利活動法人 感声アイモ(千葉県鎌ヶ谷市)
千葉県鎌ヶ谷市を中心に主に知的障害のある人を対象に発声や朗読を教えている。今回の支援で、発声の教材や屋外でも読み聞かせや紙芝居が出来るように、音響機器をそろえる。
志木パソコンボランティア マウスクラブ(埼玉県志木市)
障害のある人や高齢の人を対象に、無償でパソコン講習会を開催。テキストは手作りのオリジナルのもので、参加者からわかりやすいと好評。より多くの人が参加できるように、リサイクルパソコンを活用。
野田市視覚障害者協会(千葉県野田市)
視覚障害のある人のためのパソコン講習会を開催。また、学校やイベントで音声パソコンの体験をしてもらい、視覚障害への理解を深める活動もする。より多くの見えない人がパソコンを使い、社会参加できる喜びを感じてもらいたいと申請。

各グループが活動を披露

写真:紙芝居を披露する感声アイモのみなさん

贈呈式では、それぞれのグループに活動内容を話してもらいました。感声アイモの皆さんは、読み聞かせで使っている紙芝居を披露。よく通る声が会場内に響きました。
野田市視覚障害者協会の代表・中村 和子さんは音声読み上げソフトが入っているパソコンを操作し、デモンストレーションをしました。自身も当事者である中村さんは「情報弱者である視覚障害のある人にとって、パソコンを操作できるようになることが世界を広げます。今回いただいたパソコンをさらに多くの当事者に使ってもらいたい」と、今後の抱負を話されました。


今年度の支援先

写真:贈呈されるリサイクルパソコン。画面には「わかば基金」の文字とわかばをイメージした絵がある

今年度の支援グループについては、下記のわかば基金のページをご覧ください

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