ボッチャ体験ブースを楽天生命パーク宮城で

5月17日(木)、東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地・楽天生命パーク宮城のレフト側後方にある「スマイルグリコパーク」にボッチャ金メダリストらが集結。福岡ソフトバンク戦の前にボッチャの体験イベントを開催しました。(選手や競技について詳しくはこちら)
観覧車やメリーゴーラウンドなどがあり、球場を見渡すことができる空間。その中の広場で午前11時、誰でも参加できる体験コーナーがスタート!
リオパラリンピック銀メダリストの廣瀬隆喜選手と2017年日本チャンピオンの蛯沢文子選手、それに日本ボッチャ協会の村上光輝さん、新井大基さん、三浦裕子さん、前野香苗さんという豪華メンバーが、広場に来た方々を迎えます。
最初に体験したのは、仙台市立南光台中学校のみなさん。選手と一緒にボールを投げていると、そこに登場したのは楽天・オコエ瑠偉選手!有名選手の登場に広場が沸きました 。
オコエ選手は妹のオコエ桃仁花(もにか)選手がバスケットボール日本代表候補で、兄妹で2020年東京オリンピック出場を目指していることから、今回パラリンピアンとの共演が実現しました。

ルール説明を受け、早速中学生&オコエ選手チームvs廣瀬&蛯沢選手チームの試合がスタート。オコエ選手は子どもたちと相談しつつ戦略的にプレーするも、最後に自身の一投で決まるというところでボールが飛びすぎてしまい、0-2で敗北。「メダリストには勝てない」とはにかみました。
この後も球場に観戦しに来た幼稚園生・高校生・大人の方々が試合前に立ち寄って、60人あまりがボッチャを体験。
村上コーチは「みなさんに『簡単そうに見えて意外と難しい』と奥深さを分かってもらえ、嬉しかった」と手ごたえを感じていました。

交流教室in秋保小学校

翌18日(金)は、奥州三名湯の一つに数えられる秋保温泉の近く、仙台市立秋保(あきう)小学校にてボッチャの体験教室を開きました。
まずは一緒に給食を食べて交流。その後午後1時40分、木々が茂る中に建つ体育館に全校49人の子どもたちが集まると、早速選手紹介・デモンストレーションがスタート。目標にぴったりつけたり、相手のボールを弾いたりとテクニックを披露します。

続いて4つのチームに分かれて体験会がスタート。

「みんな集まって!」新井コーチが呼びかけたのは、子どもたちがどこにボールを投げるのか、一緒に考えるためです。ボッチャは自分の順番になると、近くでボールを見ながら作戦会議をすることができます。
「ここのボールを弾けばいいんじゃない?」「そだねー!」
自然に流行語が飛び出し、夢中で体験しました。
ボッチャのルールに慣れたところで、子ども代表の4人が廣瀬選手チーム・蛯沢選手チームに分かれて対戦!参加していない子どもも大きい声を上げて応援し、盛り上がりました。

最後にはボッチャを好きになった子どもたちへ、これからも楽しんでもらえるようにと日本ボッチャ協会からボールなど用具一式のプレゼントがありました。

みんなで仲良く使ってください!

放課後には一般の方も参加できる公開練習&体験会。選手が真剣に練習するかたわら、学校が終わった子どもたちや地域の方々が夕方まで熱中しました。

 

 選手プロフィール
■廣瀬隆喜(ひろせ・たかゆき)選手
      北京パラリンピック 個人 BC2クラス 14位
      ロンドンパラリンピック 団体BC1/BC2  ベスト8(第7位)
      日本ボッチャ選手権大会 優勝7回
      2016リオパラリンピック 団体BC1/BC2 銀メダル

■蛯沢文子(えびさわ・ふみこ)選手
      2017年日本選手権優勝

■ボッチャとは
ボッチャは、ヨーロッパで生まれた重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案されたスポーツで、パラリンピックの正式種目です。
ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います。
障害によりボールを投げることができなくても、勾配具(ランプ)を使い、自分の意思を介助者に伝えることができれば参加できます。
競技は男女の区別のないクラスに別れて行われ、個人戦と団体戦(2対2のペア戦と3対3のチーム戦)があります。
ボッチャについてさらに詳しくは、日本ボッチャ協会HPにてご覧いただけます

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