会社や学校帰りにお茶を飲みながら、現代社会が抱える様々な福祉の問題について考えてみませんか?

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当事者が語る、大人の発達障害(3)

アスパーガールズの告白〜“自分らしさ”と“社会適応”の狭間で〜

講師:花咲 蜜さん アスペルガー症候群・高機能自閉症の女性の会 カモミール代表/非公式ピアカウンセラー 自閉症スペクトラム障害

自閉症スペクトラム障害は、女性には少ないと思われていますが、それは本当でしょうか。
自分自身が診断を受けた後、様々な場面で同じく診断を受けた数多くの当事者の個人的な相談を受けてきました。
周囲のママ友と関係が作れない、家事がこなせずに家族から責められる、またパートに出ても失敗続きで長続きしないといった悩みを抱える女性もいます。
大人の発達障害といっても、困難は環境によって様々ですが、「社会の中で生きること」と「自分らしく生きること」の間に壁があります。
また自閉症スペクトラム障害は「育て方の問題ではない」とは言われますが、「育った環境」が私たちにもたらす影響もあります。
自身の経験も織り交ぜつつ、彼女たちの葛藤や告白から見えてきたことをお話します。

開催の報告

花咲さんは、幼児期から聴覚過敏があったり、他の子に比べ、できないことが多い子でしたが、両親は「大人になったらできるだろう」とわりとのんびり育ててられたといいます。ただそれは「恵まれていた」方で、特に女の子の場合、「女の子らしくしないといけない」という固定観念から抜け出せない親も多く、女性特有の困難さを話しました。

また、よき理解者、支援者に出会うことが大事で、それは必ずしも専門家ではなく、アパートの大家さんだったり、配偶者だったりと、すぐそばにいることもあると話しました。

参加者からは「当事者の方の話をデフォルメされていないかたちでおききすることができてよかった」「今日のようなライブでしか聞けない貴重なお話でした」といった感想が寄せられました。

日時
5月22日(木曜日) 18:30〜20:00
会場
渋谷区勤労福祉会館  2階 第一会議室
東京都渋谷区神南1-19-8[地図をみる
定員
90名 ※定員に達し次第締め切らせていただきます
参加費
無料
その他
  • お申し込みを受け付けた方には自動返信メールを送ります。それをもって受付完了とさせていただきます。
  • 登壇者に1時間程度お話をしていただいた後、30分程度、皆さまからの質問にお答えする時間を設ける予定です。
  • お茶などはこちらで用意いたしますが、持ち込みもOKです。ただしアルコール類はご遠慮ください。
主催
NHK厚生文化事業団