雪と遊ぼう;親と子の療育キャンプ ボランティアの研修が始まりました
来年1月9日(土曜日)から2泊3日の日程で、身体に障害のある小学生とその保護者を対象に、新潟県の八海山麓スキー場で行う「療育キャンプ」。日本肢体不自由児協会、NHK厚生文化事業団、毎日新聞東京社会事業団の主催で行われます。雪山で遊ぶことが難しい子どもや親たちに「思いっきり雪で遊べる体験を」という思いで始まり、今回で21回目を迎えます。このキャンプには子どもたちを支えるボランティアの存在が欠かせません。11月上旬に始まったボランティア研修に参加しました。
ボランティアとして集まったのは学生や社会人の男女29人。障害のある子どもたちと接したことがある人もいれば、初めてという人もたくさん。
キャンプに参加する子どもたちは脳性まひや脳の損傷などのために、車いすで生活をしている子がほとんどです。普段の生活では介助が必要となります。そのため、介助は初めてというボランティアでも安心してキャンプ本番にのぞめるように、研修では介助方法や障害について学びます。キャンプ本番までの2か月間に10回ほど行われる予定で、ボランティア同士の信頼を深めるためにも大切な時間となっています。
11月7日(土曜日)、第1回目の研修日です。研修会場となった東京・板橋区の日本肢体不自由児協会に集まったボランティアたち。どんな研修が行われるのか、期待と不安でみなさん緊張の面持ちです。スタッフからキャンプの説明の後、参加者全員で自己紹介。顔合わせを終え、いよいよキャンプに向けて始動です。
翌日は、生活に必要な介助の研修です。
作業療法士や理学療法士の指導のもと、車いすの押し方や乗せ方、降ろし方を学びます。乗り降りの練習では、車いすに座っている人を1人で抱き上げる方法と2人で抱き上げる方法を習いました。1人で抱き上げたときには、「腰がヤバイかも・・・」という声がちらほら。2人で抱き上げてみると、1人のときよりも楽々と抱き上げることができるようです。2人で抱き上げるには1人が上半身を、もう1人が下半身を持つため、負担が減って腰を痛める心配が少なくなります。抱き上げられた人からも、「2人で抱きかかえられているほうが楽」との声が聞えてきました。
「どれくらいの強さでやればいいかな」「どうやればいいの?難しい~」
ハミガキ介助の練習中、悲鳴にも似た声が聞えてきます。普段、人にハミガキをしてあげたり、してもらったりすることって、あまりないですよね。初めはドキドキしながらおっかなびっくり歯ブラシをあてています。慣れないながらも、介助を受けている人の感想を聞いたり、キャンプ経験豊富なスタッフに聞いたりして試行錯誤していました。
この日は他にも、食事や服の着せ方、薬の飲ませ方など生活に必要な介助を練習しました。
研修は始まったばかり。今後はこの日の経験をさらに深めていくことになります。また、介助だけでなく、障害のある子どもの健康や安全を守るために必要なことを学んだり、親子との顔合わせも予定されています。子どもたちに安心して雪山で遊んでもらうため、ボランティアは奮闘中です。
これからキャンプまで、研修の様子や参加親子の声、ボランティアの思いなどを随時お届けしたいと思います。(高)
(2009年11月17日 記)
雪と遊ぼう;親と子の療育キャンプ リポート
(2)参加者が一堂に会しました
(3)参加する親子それぞれの思い
(4)キャンプが終了しました!(その1)
(5)キャンプが終了しました!(その2)
