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お知らせ

最優秀は松並 百合愛さんの「手の記憶」 NHK銀の雫文芸賞2009

「NHK銀の雫文芸賞2009」の入選作品が決まりました。最優秀には13歳の松並 百合愛(ゆりあ)さんの作品「手の記憶」が、優秀には北澤 佑紀さんの「いただきさん」と、日野 敏幸さんの「高円寺のシジミ」がそれぞれ選ばれました。
高齢社会をテーマにした小説を募集し、今年は1107編という過去最多の応募がありました。3作品を収めた入選作品集を10月中旬に発行する予定です。

入選作品

最優秀:「手の記憶」 松並 百合愛(大阪府、13歳)

[あらすじ] 両親が共働きの小学5年生、優香は幼少時から祖母タキに育てられる。一緒に出かけた夏祭りの夜、タキが脳梗塞を発症し、入院する。見舞いに行った優香は、家に帰りたいと暴れるタキの手にぶたれ、ショックを受ける。退院後、優香と久しぶりに散歩に出たタキはふらつき、とっさに優香の手をつかむ。これまで守ってきてくれたタキへの切なさがこみ上げる。翌日、タキは倒れ、そのまま亡くなる。
また、夏が来た。遺影に語りかける優香が見たものは……。


優秀:「いただきさん」 北澤 佑紀(香川県、50歳)

[あらすじ] シズエは「いただきさん」と呼ばれる魚行商をしている。行商の傍ら、俳句を詠むのが唯一の楽しみ。行商の折、和子という女性と知り合い、次第に心を通わせるようになる。しかし、和子の書いた随筆が、シズエの実名入りで新聞掲載されたことで、二人の間がなんとなく気まずくなる。その年の新聞社文芸で、シズエの俳句が年間賞を取り、わがことのように喜ぶ和子と一緒に受賞式に出ることになるのだが……。


優秀:「高円寺のシジミ」 日野 敏幸(東京都、50歳)

[あらすじ] 定年後の生活を始めて3年の田中秋雄、春子の夫婦。忙しく暮らしている春子に対し、仕事人間だった秋雄は時間をもてあます日々を送っていた。ある日、仲間と出かけようとする春子に同伴しようとした秋雄は、拒絶される。数日後、吟行に出かけた秋雄は、倒れている老人を発見し、行きがかり上、病院まで付き添うことになる。全く知らない人だと思っていたその人は、実は近所の魚屋の主人だった。


応募数

1107編(昨年は983編)

審査委員

審査委員は次のみなさんでした。(敬称略)

北原 亞以子きたはら あいこ(作家)
出久根 達郎でくね たつろう(作家)
竹山 洋たけやま よう(脚本家)
山本 秀人(NHKドラマ番組部長)
小出 由美子(NHK文化・福祉番組部長)

入選作品集を作成します

最優秀と優秀の3つの作品を収載した「入選作品集」を作成します。10月中旬に完成予定です。
過去の入選集もお分けしています。お申し込み方法は、こちらのページをご覧ください

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